様々な肺炎

これまで様々な原因の、数多くの肺炎が存在することを紹介してきました。


症状も重く出るものから入院の必要のないものまで様々です。ここでは比較的多く見られるものと、かかると重篤になる肺炎を紹介していきます。

間質性肺炎(突発性間質性肺炎)

間質性肺炎は他の肺炎と違い、国の特定疾患に指定されています。肺炎と名前がついていますが、難病の一つです。


通常私たちが肺炎と呼んでいるものは、肺の内部に炎症が起きるものを指し、この間質性肺炎では肺胞の壁(間質)が炎症を起こしてしまうものを言います。原因不明の突発性間質性肺炎には、これといった治療法がありません。酸素療法やステロイドでの治療を行います。家の中のカビが原因の続発性間質肺炎は、入院して家から離れることで症状が軽減するでしょう。

間質性肺炎が重症化すると

間質性肺炎が他の肺炎と性質が違うのはお分かりいただけたでしょう。


数多くの肺炎が重症化すると命に関わることになりますが、間質性肺炎は命に関わるどころか、重症化すると致命的になります。最後には肺移植しか手立てはありません。肺の炎症が進むと肺胞壁が肥厚します。


肺胞の形も不揃いになってきて、徐々に肺が固くなっていきます。肺が固くなるということは、呼吸時に肺のふくらみが不十分になるため、呼吸障害を起こしてしまいます。最後には肺として機能しなくなり、最期を迎えます。


もちろん全部の間質性肺炎がこのパターンにあてはまるわけではありませんが、他の肺炎に比べて重症化しやすいものとして認識しておきましょう。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は、【その他の原因】で取り上げているので、軽く触れる程度にしておきましょう。


原因となる、マイコプラズマ・ニューモニエが原因で起こる肺炎です。かつては4年ごとに流行のサイクルがありましたが、近年ではこの限りではないようです。子供や成人でも若い年齢層に多くみられ、乾いた咳がいつまでも続くのが特徴です。


あまり重症化することもなく、外来治療になるケースが多い肺炎です。

レジオネラ菌が原因の肺炎(超音波加湿器・循環式入浴施設)

レジオネラ菌は、かつて家庭用24時間風呂で発生したりと話題になったこともありますが、記憶にありますでしょうか。


このレジオネラ菌は自然界に生息する細菌で、河川や土の中、湖や沼などにいる細菌です。アメーバに寄生して増えていくことから、水を使用する循環式のお風呂や給湯器の水、ビルやマンション、ホテルなどの空調に使われる冷却塔水などに大量に増える場合があります。


もちろん土にも生息していることから、ガーデニングで腐葉土を扱い、レジオネラ菌を吸い込んでしまうことも十分考えられます。レジオネラ菌を吸い込んでしまう前に、水を使用する器具があればきれいに掃除しておきましょう。

どんな症状が?

潜伏期間が2~10日あり、倦怠感や筋肉痛、発熱、乾いた咳、胸痛があります。


お腹が下ってしまう場合もあります。


人から人への感染はありませんが、放っておくと25%以上もの致命率になります。汚れた加湿器やエアコンなどはしっかりと掃除しておきましょう。

カリニ肺炎

カリニ肺炎は、免疫不全症候群の人がなると命取りになります。


これは広く知られているので、面積不全症候群になるとカリニ肺炎も起きると思っている人も多いでしょう。免疫力が通常であれば、特に発症することはありません。免疫不全症候群、面積抑制剤の使用、放射線治療を行った場合に併発することがあります。


熱と乾いた咳が出たのち、息苦しくなり、呼吸困難によるチアノーゼを起こします。


しっかりと適切な処置をしなければ、間違いなく命を落としてしまいます。これでお分かりのように、カリニ肺炎は、免疫不全症候群でなるとは限らないのです。