罹患場所での種類

一口に肺炎といっても、場所によってかかりやすい肺炎があります。もちろんその場所に特定されているわけではないのですが、比較的発生頻度が高いということです。覚えておいても損はないでしょう。

市中肺炎

市中肺炎

市中肺炎は、健康な人が普通の生活を送っている中でかかる肺炎のことを言います。


この肺炎で最も重要なことは、細菌性の肺炎なのか、非定型肺炎なのか特定しなければいけないということです。


細菌性のものになると、原因となっているものが肺炎球菌と最も多く、インフルエンザ菌やめったにありませんが黄色ブドウ球菌などの一般的な細菌が原因になります。


一方、非定型肺炎になると、マイコプラズマ、クラミジア、レジオネラなどが原因となります。細菌性と非定型だと使用する薬が全く違います。市中肺炎といっても原因は一つではないということです。


年代別で見ていくと、65歳以上で一番多いのが肺炎球菌、次いでインフルエンザ菌になりますが、60歳未満になるとやはり肺炎球菌が一番多いのですが、次に多いのがマイコプラズマになります。

院内肺炎

院内肺炎

院内肺炎は、病院に入院してから48時間から72時間以降に肺炎になることを言います。


糖尿病などの疾患があったり、ステロイドを用いた治療や免疫抑制剤などを使用しているとかかる可能性の高い肺炎です。気管内挿管で人工呼吸器をつけている患者の肺炎発生率は、普通の患者が肺炎になるのに比べ、6~21倍も高くなるという、驚異的な数字が出ています。


院内肺炎になるのは、特にお年寄りが多く、この肺炎で命を落す人も全体の70%とかなり高くなってしまいます。体力がない、体の抵抗力が落ちている、合併症で肺炎の治療を行うにも限界がある場合もあるのが理由として挙げられるでしょう。


簡単に重症化してしまう可能性が高いということです。